9日目(3月12日)
結局、地震が起きただけで、早期帰国するのは海外保険の対象外のようだし、
友人や家族から「今東京に戻ってこない方が良いかも。」というアドバイスをもらったので、
そのまま旅行を続ける事にする。
そうと決まれば今日は夜行列車でカニャクマリ(Kanyakumari)まで行こう!!
さあ、駅に行って列車の予約を、、、、、ギュルギュルルルルルゥ!!!
、、、、強烈な下痢に襲われる。(TдT)
どう考えても原因は昨夜の生ジンジャージュースですな。
すげー効き目だ。下剤でもこうはいかんぞ。
マドライは観光したい所もないので、朝イチで夜行列車のチケットを取って、
あとは夕方までホテルで休むことにする。
(南インドのホテルは24時間制のところが多いので、夕方にチェックインすると、チェックアウトも夕方になるのだ。)
マドライ・ジャンクション駅に行って、寝台車両の席を予約する。
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インドの駅には何故か体重計(?)が置いてある。なんで?
体重計より時計とか、電光掲示板とか、いろいろ設置すべきものがある気がするのだが、、(^_^;
とにかく23:40の夜行列車が予約できたので、ホテルに戻ってくる。
あとは列車の時間まで下痢が治る事を祈りつつ、、ポカリスエットと薬を飲んで昼寝。
ホテルの近くに評判のパン屋があり、
そこの2階でチキンハンバーガー(!)やピザ(!)も食べられるそうなので、昼食に行ってみた。
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マトンバーガーとトマトスープ。
具はマトンの肉の塊かと期待したら、、マトンの肉のそぼろが入ったコロッケみたいな感じだった。
ううーーん、期待してたのと違った。(´д`;
でも、トマトスープは下痢で弱った身体にはすごく助かった!香辛料とかあんまり入ってないしね。
1階のパン屋でおやつを買ってホテルへ帰った。
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ポテチはマサラ味。おいしかったよ。
真ん中のカシューナッツは甘いのかと思ったら、これまたマサラ味。
もう一個はピーナッツのおこしみたいなものか?これは後で人にあげてしまった。
夕方にホテルをチェックアウトする。
夜行列車まで、5時間以上あるので、ネットカフェや、昼に行ったパン屋のカフェで飯を食って時間をつぶす。
その後、マドライ・ジャンクション駅に行くと、、
真っ暗な駅前のロータリーみたいな所の歩道に無数のインド人が寝っ転がっていた。
この人達はどこでも寝れるのか、、(^_^;
呆れながら、駅の待合室へ行くと、待合室でもベンチに座る人はあまりおらず、
床に寝っ転がってる人が多い。(´д`;
時間が近づいてきたので、駅の係に教えてもらったプラットホームに行く。
プラットホームの光景を見て、、これは猛烈にやばい状況なんでは?と思い始める。
プラットホームや線路上を、狂犬病と思われる犬が数匹、喧嘩しながら狂ったように走り回っており、(TдT)
寝台特急だというので、昼の列車より豪華な、ドア付きのコンパートメントがあるような列車を期待してたのですが、
寝台車両はドアなしのザコ寝状態、車内は暗く、鉄格子が入った窓からはインド人たちが、鋭い目つきでこちらをガン見しており、、(TдT)
「これは、、生きて帰れるのだろうか(T_T)」と僕は完全にビビりだした。
しばらく待っていると自分の乗る列車が来たので、覚悟を決めて乗り込んだ。
自分の予約した席を探して歩く、、、、
自分の予約したはずの席には、なぜかおじさんとおばさんが座っていた(´д` )
自分のチケットを見せて、おじさんとおばさんに説明しようとすると奥から若者が出てきた。
若者「なんだ、君の席だったのか~。代わりにおれの席使って良いよ~。ここに寝なよ。」と言って席を譲ってくれた。
僕「え?良いの? でも君はどうすんの?」
若者「良いから良いから、ここに座んなって。」
話を聞くと、この若者は家族と一緒にカニャクマリに巡礼に行くらしい。
(さっきのおじさん、おばさんがご両親なのか?)
この若者、一見するとスペイン人にも見えそうなラテン系っぽい顔で、
アントニオ・バンデラスをもっと若く細くしたようなかなりのイケメン!!
聞けば、インド北部のラジャスターン州の人だと言う。
同じインド人でも全然顔が違うんだなあ、、と実感。
家族の大きな荷物を手際よく車両に運んであげたり、婆ちゃんが乗るのを手伝ってあげたり、
知らないおじいさんとも陽気に話してて、チャイ売りがプラットホームに来た時には外に出て、
みんなの分を買ってきてるし、、
すごく良い奴じゃん!!と感動して見てると
若者「ハイ、君の!」と言って僕にもチャイをくれた。
僕「あ、ありがと、お金いくら?」と聞くと
若者「いいって!いいって!」と笑ってる。
「これが地球の歩き方に書いてあった催眠薬強盗か!?」と一瞬ビビったが、
家族連れで強盗ってのもあまり考えにくいし。
カメラバッグは既に鍵を閉めて、自分の身体にケーブルで巻き付けてあるので、
この状態で飲んで、盗られたら、もう潔く諦めるしかないな、と思い。
おいしく頂いた。
胃腸が弱り、精神的にも疲れてたところに、温かいチャイはとてもおいしく、
この若者の親切とともに、心底ありがたかった。
そんなやりとりをしている内に、夜行列車はインド最南端の町カニャクマリに向けて走り出したのであった。


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